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『霍元甲/FEARLESS』の映画製作発表から中華圏劇場公開まで、さらに『SPIRIT』の日本劇場公開までのニュース記事を時系列で追ってみました。 台湾、香港、中国の記事については基本的に要訳としております。(by 琳香) T.『霍元甲/FEARLESS』製作発表〜撮影 ≪製作発表記事 2005年1月≫ ■2005年1月17日付・広州日報大洋網より 李連杰(ジェット・リー)と酒井法子が恋愛 2005年の映画界最初の爆弾ニュースは、ジェット・リー主演のカンフー映画『霍元甲』だ。 『精武英雄(フィスト・オブ・レジェンド)』から10年、ジェット・リーが迷わず選んだのは真の“師父”一代で武学宗師となった霍元甲の伝記だった。 『HERO』や『LOVERS』を手がけた名プロデューサー、ビル・コン率いる香港最大の映画会社・Edkoフィルムズが制作費1億5千万香港ドルをつぎこみ、中影集団と正東電影公司が共同で製作を行う。撮影は本年3月中旬に開始予定。監督にはロニー・ユー、武術監督にはユエン・ウーピンを迎え、ジェットの共演には酒井法子を予定している。中国や香港の俳優以外に日本、韓国、アメリカの俳優も出演予定で、もう一人の主演女優には韓国の人気女優へ打診している。 ■2005年1月18日付・中国新聞網より 李連杰(ジェット・リー)再びスクリーンへ 『霍元甲』撮影で酒井法子と共演 『英雄/HERO』の後、ジェット・リーが再びスクリーンに帰ってくる。製作が予定されている2作品のうちの一つ『霍元甲』は、ロニー・ユー監督とユエン・ウーピン武術監督のコンビで2005年3月に撮影開始予定だ。主演女優には日本人女優・酒井法子が招かれている。『霍元甲』はジェットとロニー・ユー監督が研究を重ね、台本製作に2年を費やしたもの。2人は『HERO』や『LOVERS』の製作者ビル・コンのオフィスにて会議を行い、作品の方向性を、娯楽アクション映画であるとともに武学精神を表現したものとするという意見で一致した。 ■2005年1月22日付・広州日報大洋網より 出演決定はジェット・リーのみ 酒井法子の出演はデマ 各新聞の先走り報道だったようです…。この時点では出演が決まっていたのはジェット・リーのみで、他の出演者は未定だったとの事。結局のりピーの出演はありませんでしたね。 ≪撮影開始〜撮影風景 2005年3月〜7月≫ ■2005年3月21日付・今晩報より 『霍元甲』は“天津風味”たっぷり 上海勝強撮影所内に造られた撮影セットは、細かな道具にまで天津出身者である霍元甲の歴史的背景が考慮されている。今はメインの撮影場所となる「沽月楼」と「天津街」を建設中で、さらに街並みには天津の老舗の商号が連なり、まさに“天津”のようなセットである。「沽月楼」は霍元甲一家の住居と道場となっており、2階の窓からは「天津街(通りの名)」が見下ろせる。現在建設中のものを含め、3月末には完成予定。 ■2005年4月5日付・中国新聞網より 『霍元甲』撮影 低調なスタート 李連杰(ジェット・リー)は100万人民元をかけて 街を造る いまだに全く動きのわからない『霍元甲』だがセットは完成した模様。前世紀の天津の街を忠実に再現するためにジェット・リーは100万人民元もの資金を惜しまず出費し、撮影所内に天津街を造り上げた。 本来は3月末の予定だったがすっかり延びて、先週日曜にようやく撮影開始。当日の開始式にはジェット・リー、ロニー・ユー監督とユエン・ウーピン武術監督などごく限られた人数のみの参加。この映画のために借りた撮影テントは、少し前にジャッキー・チェンが『MYTH/神話』撮影時に使用されたままの状態だった。テントの外は厳重に警備され写真撮影は一切禁止、撮影所の様子は外部と完全にシャットアウトされており、ひっそりとしたスタートとなった。 『霍元甲』正式に撮影開始 李連杰(ジェット・リー)現場に姿を現す 昨日、ジェット・リーが『霍元甲』の撮影現場に姿を現した。今日はタイの山村を再現したセットでアクションシーンの撮影を開始する。 ジェット・リーは白い衣服を身に付け、清朝時代の辮髪姿で登場。タイの山村のセットでは、一人の中国人の子供を救うために闘う一幕を撮影し、アクションシーンも多い。青年時代に各地を渡り歩いて武徳を学ぶ霍元甲の生涯を反映しているシーンだ。 う〜ん、タイの山村シーンのカット、悔やまれます。 ■2005年4月26日付・新京報より 李連杰(ジェット・リー)の野心大作『霍元甲』秘密の現場を公開 今月初旬から上海で撮影開始以来、ずっと秘密裏に撮影されてきた『霍元甲』の現場を公開。 2年の構想期間を経て作られた『霍元甲』では、ジェット・リーは主演を演じる他に出資者でもある。 彼とロニー・ユー監督が確立した製作方針は、第一に娯楽アクション映画であること、中国のカンフー以外に、タイ国のムエタイ、ボクシングその他の格闘技を含めること、第二に中国の武学精神を表現すること、ジェット・リーはこの映画を通して「暴力は問題解決の方法ではない」ということを観客に理解してもらいたいと言っている。タイの山村シーンなどの撮影は終了し、まもなく“沽月楼”での撮影開始。5月には浙江省の仙居にて霍元甲が逃げ込む農村のシーンを撮影予定で、7月には全て終了する計画である。 ■2005年4月26日付・新京報より 霍元甲と月慈の姿を公開 スン・リー演じる月慈は、霍元甲が世間知らずな若者から中国武学の偉大な英雄へと変わる過程で出会う女性で、彼の成長を助ける重要な役。 彼が己の犯した罪から逃れようと辿り着いた山村で、行き倒れになりかけたところを月慈に助けられ、素性を明かさぬまま農村で三年の月日を過ごす。のどかで平和な田園での生活の中で、彼は心の底に眠っていた、一人の人間として、また民族の本当の意義としての武術についての考えを思案するようになる。そして月慈の母性的な魅力に触れて少しずつ変わっていく。 月慈は目に障害を持つ女性の設定だ。この設定については台本の製作段階で討論となったが、最後にロニー・ユー監督は一言こう言ったそうだ、「霍元甲がジェット・リーというなら、この月慈は私だ。」監督自身も足に障害を持つが、人なつこい性格で撮影スタッフやエキストラに対してもとてもフレンドリーだという。月慈という人物を設定した時、彼は自身の考え方を彼女に託したのだという。障害があっても楽観的で笑顔を忘れない娘。彼女の善良で寛容な心に暖かく包まれることで、霍元甲は変わり始めるのである。 ■2005年6月23日付・北京娯楽信報より 李連杰(ジェット・リー)滑り落ちてケガ 製作者側は承認も否定もせず スン・リーは電話でお見舞い 昨日、上海で新作『霍元甲』を撮影中のジェット・リーが、安全ベルトをつけずに演技をしたため、12mの高さから落下、手足を負傷したとのこと。しかし幸いなことに撮影班の安全措置がきちんと施されていたおかげで、ジェット・リーが落ちたのは軟らかいマットレスの上だった。 現場に待機している医者の診断では、骨折はしていなかったが手足に傷を負っていた。ロニー・ユー監督は彼を数日休ませると決めた。昨日記者が聞いたところでは、現場責任者は事故について認めも否定もせず、何も語れないとだけ言った。また、この事故の知らせを受けて、既に撮影を終了し現場を離れているスン・リーは、電話でお見舞いの言葉をスタッフに伝えたとのこと。 ■2005年6月24付・新聞午報より 『霍元甲』撮影班正式に噂を否定 李連杰(ジェット・リー)昨日は通常通り撮影 昨日ジェット・リーがケガをしたという報道が流れ、マスコミ各社がジェット・リーの容態に注目する中、『霍元甲』製作責任者の1人孫連宇は取材陣に対して正式に噂を否定、撮影班では誰もケガなどしておらず「全くのデタラメだ!」と強調した。撮影所内のスタッフも、ジェット・リーは昨日通常通りに現場に出て撮影をしていたと証言した。 記者が昨日の報道内容の概要を説明したのを聞いて、孫連宇は非常に驚いた様子で、しかし「ケガなどない」と断言、「現場の人間にそもそもケガ人などいないし皆元気だ。それは外部のデタラメだろう。」と記者にはっきり言った。撮影は順調で、昨日もジェット・リーは撮影に臨んでいたとのこと。 事故報道についてはこのように一旦否定されましたが、やはり起きていたようです。 「ラスト・サムライ」中村獅童 映画『霍元甲』に名を連ねる 『霍元甲』は現在上海で撮影中だが、前日の日本のマスコミ報道によると、結婚したばかりの中村獅童と原田真人がジェット・リーに“挑戦”するチャンスを獲たとのこと。撮影関係者はその報道が事実であることを明かした。中村獅童は先月竹内結子との結婚を宣言したばかりで、その数日後に上海へ向かい、『霍元甲』の撮影に参加した。劇中で彼は日本から来た柔道の名手を演じ、ジェット・リーと熾烈な対戦を行う。 一方、中村より少し前から参加している日本人俳優は監督として知られる原田真人で、去年トム・クルーズ主演の『ラスト・サムライ』にゲスト出演してからはスクリーンにも出るようになり、今回の『霍元甲』では日本人の審判員を演じる。 ■2005年7月8日付・上海青年報より 映画『霍元甲』松江で撮影 ミシェル・ヨー ナレーターに扮する 現在、松江車[土敦]にて撮影が行われている『霍元甲』は、撮影期間が3ヶ月に及び今月中旬には順調にクランクアップの予定だ。ジェット・リーと日本人俳優・中村獅童両名のヘビー級スターの他に、女性アクションスターのミシェル・ヨーもこの大作に出演する。彼女はゲスト出演扱いで出番も少なく、ほぼセリフのみの出演になるようだ。 監修と主演を務めるジェット・リーは、この映画をとても大切にしていて、中華でも西洋でもないちぐはぐな作品にしないようハリウッドの力は借りず、ロニー・ユー監督とユエン・ウーピン武術監督という中国の2大巨匠を呼び、役者には日本から中村獅童を、またコリン・チョウをユエン・チームに正式に迎え入れている。ミシェル・ヨーについてはナレーションを担当してもらうと撮影班は早くから決めていたが、ジェット・リーだけは遺憾に感じているという。 ミシェル・ヨーの助手の話では、彼女は自分の演じる内容は映画に加えると邪魔になるのではと漏らしているそうだが、別の方面からみるとミシェル・ヨーはスン・リーの後に登場する最も重要な女性出演者で、ジェット・リーとの格闘シーンはないが、女性武術家・楊を演じ、中国武術をオリンピックの正式種目にするため奔走する。そこから武術を極めた霍元甲の輝かしい生涯について語り始めるという展開だという。 ■2005年7月18日付・新京報より 『霍元甲』クランクアップ “功夫皇帝”ジェット・リー もうカンフーはやらない ロニー・ユーとユエン・ウーピンが共同で製作したカンフー大作『霍元甲』は、昨日上海勝強撮影所にて100日間に及ぶ撮影がようやく終了した。取材中、ロニー・ユー監督とジェット・リー本人から期せずして同じ回答を得た、いわく『霍元甲』はジェット・リーが個人の武学思想を表現した作品であり、おそらくは“功夫皇帝”の最後のカンフー映画となるであろう、とのことだ。 『霍元甲』主演、ジェット・リーにインタビュー「これは私の最後の武術映画としたい」暴力は問題を解決する唯一の方法ではない(画像:新京報) 記者:この『霍元甲』という映画については、4年前にあなたが提案してようやく現在撮影に至ったと聞いていますが。 リー:実は私が『霍元甲』を撮りたいと考え初めてから既に10年になります。ですが2年前にある新聞報道を見てから、本気で撮影を決心したのです。その記事では2003年に中国では自殺者が28万人だというもので、これには驚愕しました。なぜこんなに多くの若者が命を放棄してしまうのか? リー:その通りです。私はこれまでアメリカ、ヨーロッパ、中国国内でたくさんの映画を撮ってきました。アクション映画は既に35年になりますが、ずっと自分の武学の理念に基づいた題材を探していました。なぜ武術を学ぶのか、中国武術とは何か、武学の目的は何か…この一本の映画のおかげで解明することができました。 リー:ケガは突発で予防が難しいものです。アクション映画を撮る場合は多くの安全措置を取りますし、私は長年撮影をしていてどこが危険でどこが安全かよく知っています。それでも高い場所の上から落ちてしまったらどうする事もできません。突発事故というのは誰もが安全だと思っている時に起こるものなのです。 記者:この映画ではアクションの設定で何か新しいものはありますか?例えば誰もが知っている霍家迷宗拳などはどのように表現するのでしょう?リー:具体的なアクションや拳術は映画で見れば解ります。例をあげると、素晴らしいのは中国武術か、アメリカのボクシングか、または日本の武術か?この映画には私個人の観点が現れています。カンフーとは何か?武術とは?私は明確な解釈を与えました。 これを作ることで私の武術映画の集大成としたい記者:あなたは前にハリウッド映画には戻らないとおっしゃっていましたよね? リー:私はアメリカで映画を撮るかどうかという事は重要だと思いません。『霍元甲』は私にとって一つの願いであるとも言えます。人は中年になると一つの見解を出すものです。この映画を撮り終えたら私はもう武術映画を撮らないと思います。 リー:将来の事を語るのは難しいですね。私とジャッキーは十数年前に香港で合作の話をし、6〜7年前には台本を書き上げてアメリカで会いましたが、結局実現しませんでした。『秦始皇帝』は難しいですね。 記者:映画には半分の力しか使わないとおっしゃいましたが、あとの半分で何をされるのでしょうか? リー:私は映画よりも重要な事がたくさんあると感じています。1、2年準備をしてきて、ほぼ手掛ける段階に来ているのですが、それは熟す時期を待って皆さんにお話しましょう。 記者:『霍元甲』があなたの人生のある段階の総括だとすると、他の映画よりも期待は高いと思いますか?リー:一人の仏教徒として、一つの方向に向かって努力する事こそ正しいとすれば良いのです。結果がどのようであっても重要な事ではありません。 リー:チャウ・シンチーのカンフーはアクションの形式を通して、やや誇張された、コメディ的な効果が表現されていると思います。チャウ・シンチーという人の風格があり非常に成功していますね。『HERO』は壮大でロマンチックな物語です。 ■2005年7月21日付・明星Big starより 李連杰(ジェット・リー)引退の意思を漏らす 上記、7月18日付・新京報の記事とほぼ同内容です。画像のみ紹介します。 集合写真:前列左から、スン・リー、ユエン・ウーピン武術監督、ロニー・ユー監督、ジェット・リー 後列左から2番目ドン・ヨン |
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